キャットフードの原材料と消化の関係

キャットフードも原材料によって消化が良かったり、悪かったりするものです。
猫と人間の体はいろいろな点で違いますので、人間と同じ基準で考えてはいけない面もあるのです。

デンプン質の多い製品は消化が悪い

人間にとってはデンプンの方がタンパク質より消化が良いとされていますが、猫にとっては全く逆になります。
デンプンが多く含まれているものの方が消化は悪く、胃腸に負担を与えかねないのです。
これは、猫が完全肉食動物であることと関係しています。
そもそも野生種は植物性のものを食べる習慣がありませんので、植物由来のデンプンを摂取することも少ないのです。
このため、デンプンの消化・吸収が苦手で、犬の4割程度の消化能力しかないのです。
キャットフードの中には穀物が多く含まれている製品がありますが、こうした製品は猫にとっては消化が悪いものだと考えておいた方が良さそうです。

消化が良いのは動物性タンパク質

逆に、猫が本来食べるべきものである動物性タンパク質については、猫の場合は消化能力が極めて高くなっています。
猫の歯を見れば分かりますが、人間だと表面が平らになっている奥歯も、先が尖っているのです。
これは肉を噛みちぎって丸呑みすることに特化したためで、咀嚼には向いていないといえるでしょう。
そんな食べ方で猫は消化が悪くならないのかというと、その点については心配ありません。
猫のタンパク質の消化能力は、人間をはるかに上回っているためです。
ちなみに、人間の場合は最も消化が悪いとされている脂肪ですが、猫についてはこれも当てはまりません。
脂肪の分解・吸収能力も、人間をはるかに上回っているためです。
つまり、猫にとってはタンパク質や脂肪を多く含むキャットフードが、消化の良いものなのです。
最近では原料に穀物を使用しない「グレインフリー」の製品もありますが、猫にとってはこちらの方が消化が良く、理想的な製品ということになるのです。